金沢のいいとこ Kimidori-Style

もっと知ってもらいたいコト、ここにあります。たくさんあります。

金沢のいいところをゆる〜くご紹介するブログです
観光名所だけじゃない金沢の見どころをお届けしたいなって思ってます
どうぞよろしくお願いします〜 筆者: ちゃみどり

金沢の洋食文化 語りつくせないカレーライス

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金沢にはおいしい食べ物がたくさんあります。お寿司や蟹、甘エビなどの
魚介類が有名ですけど、他にもあるんですよ!
おでん、和菓子、お茶、加賀野菜・・・いろいろありますが、季節に関係
なくいつでも食べられて、お店もたくさんある、みんな大好きなアレです!!

カレーライスです!
今では「金沢カレー」という名前が全国に広がり始めて、いろんなところ
でお店を見かけるようになりました。ご存知の方も多いと思いますが、
「金沢カレー」って強い特徴があるんですよ。
ここからは私ちゃみどりの主観が入りますので、あしからずです。

金沢カレーって?
 なんといっても濃厚なルーが特徴です。お皿を傾けてもルーがこぼれたり
 しないくらいのカレーです。もうトロみを通り越してドロドロと言っても
 いいくらいなんです。

 カレーライスの横にはキャベツの千切り、上にはトンカツが定番!!
 お客さんのほとんどがカツカレーを頼むと思います。このトンカツには
 これまた濃い味のソースがかかってます。

 カレーはステンレス製の器に盛られます。そして、食べるときはフォーク
 でいただきます。不思議なことにお店がたくさんあるのに、大体このスタ
 イルなんですよ。  この謎はこの後解けます!

 

「金沢カレー」のお店

この「金沢カレー」を提供するお店はたくさん存在します。どのお店も
おいしくて好きだなぁ。
「金沢カレー」を語ると、何人かのレジェンドが登場します。そのレジェ
ンドの皆さんのお名前もあわせて紹介させてください。

チャンピオンカレー

いろんな情報を読んでみると、金沢カレーの始まりやルーツは1961年に金沢
市で「洋食タナカ」さんが創業したことが始まりのようです。
この洋食タナカさんが始まったことから、長い時を経てたくさんの

「金沢カレー」を提供するお店の展開に繋がっています。また、洋食タナカ

さんもチャンピオンカレーとなって、現在は不動の地位を確立されています。
でも、本店は金沢市ではなく隣の市の野々市なんです。
金沢カレーのルーのレシピや盛り付け、特徴的なスタイルは創業者の
田中吉和さんが作ったとされていて「金沢カレー」の元祖という声が多い

ようです。

ターバンカレー

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先のチャンピオンカレーの元である「洋食タナカ」を創業した田中吉和さ
んが、お客さんだった岡田隆さんと共同経営で展開したお店が始まりです。
共同経営は解消されちゃうんですけど、その後も経営は続けられターバンカ
レーになったそうです。
まだ「金沢カレー」なんて呼び方がないくらい古くは、カレーと言えば
ターバンだった記憶が。

インデアンカレー

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 金沢カレーの源流として語られることも多いお店です。確かに、ずいぶん
前にはたくさんのお店があったことを覚えています。
長い歴史の中で、一旦はその存在がなくなったんですが復活したんですよ。
創業された野村幸男さんがカレー専門店のスタイルを確立されたともいわ
れていて、金沢カレーの礎を作ったお店とも言えます。
野菜や卵を乗せるスタイルを作ったお店ともいわれてます。
そういえば、「ヤサタマ」カレーって言ってたなぁ。

キッチンユキ

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金沢カレーを語る上で外せないお店の一つですが、カレー専門店ではないんです。
こちらは洋食屋さんです。歴史は非常に古く、メニューや味、雰囲気も他のカレー
専門店とは異なります。実はこちらも金沢ではなく、お隣の白山市にあります。
こちらのカレーは色の濃いルーが特徴のカレーライスです。他にも洋食屋さんの
定番メニューがたくさんそろっているお店です。
創業された宮島幸雄さんがチャンピオンカレー創業者の田中吉和さんと一緒に
お仕事をされていたこともあるそうです。

カレーの市民 アルバ

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こちらも歴史は長く、創業は1971年だそうです。空港のある小松市で創業
され、金沢のお店の展開は遅かったんじゃないかなぁ。でも東京など各地
に店舗があります。
チャンピオンカレーのホームページによると、こちらの工場を仕切って
いらっしゃる今度忠さんは、カレーのチャンピオンでも工場長を務めていた方
だそうです。

ゴールドカレー

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こちらのお店はほかのお店に比べると歴史は新しく、2004年に創業された
ゴーゴーカレーさんのさらに後に展開を始められています。
以前はチャンピオンカレーさんのフランチャイズ店だったとか。カレーの
レシピなどは関係ないそうなんですが、似てるんですよねぇ。
メニューのバリエーションが多いことが特徴といえます。

 実は・・・

ご紹介した「金沢カレー」のお店の創業者の多くはあるお店で一緒に
仕事をされていた時期があるんだそうです。
1950年代にあった「レストランニューカナザワ」というお店だそうです。
このため「金沢カレー」の元を辿ると諸説出てくるんですねぇ。

 

チャンピオンカレーさんのホームページを参考にさせていただきました。


地元民も気になる「ターバンカレー」の歴史

ルーツをたどると1960年代の初めのころに現在の「金沢カレー」のルーや
盛り付けや食器のスタイルを確立された洋食タナカさん、同じころにカレー
専門店の展開を始めることとなるインデアンカレーさん、この専門店スタイル
を洋食タナカさんが同様に展開していくことで源流が複雑になったようです。

洋食タナカさんがカレーライスのタナカとして専門店展開したのち、常連の
お客さんだった方と共同経営を始めたターバンカレーが創業されさらにお店
は増えていきます。
そして、ターバンカレーの共同経営を解消したときにカレーライスのタナカ
さんがタナカのターバンとして誕生。
つまりこの時、「ターバンカレー」と「タナカのターバン」があったん
ですって。うん、確かにタナカのターバンあった、あった。
こののち、商標登録をターバンカレーさんが取得したことを機にタナカの
ターバンさんが店名を変更、チャンピオンカレーが誕生することになるん
だそうです。

いかがでしたか?「金沢カレー」として全国にも広がりを見せ始める
カレーライスに、これほどの歴史があるなんて、

深い!!
金沢に訪れる皆さんにも是非ご賞味いただきたい「金沢カレー」
今後はこの歴史を思い出しながら味わいたいと思います!

 ところで・・・

金沢カレーとは一線を画す、インド系本格カレーのお店もしっかりあります。
というか、こちらのお店「シャルマ」さんは歴史も20年を超えるお店で、
調理は本場インドの方がされています。
ナンでいただくカレーはやはり本格的にウマいです!!
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 インド料理シャルマ - インド料理 シャルマ のホームページ

 

 金沢に行きたくなったら!!