面倒くさいことを楽しむ気持ちがないとキビシイ季節です。
なぜか?というと、近年の雪はドカ雪が特徴で一晩にして街の景色を変えて
しまうんです。ということは、そう、雪すかし(除雪)が大変なんです。
歩道を歩くのも雪のない季節に比べると体力を使います。
大変な季節なんです。でも、こんな冬こそ金沢の特徴が際立つんですよ!!
雪が降ると確かに大変です!上の写真は2018年2月の様子です(笑)
でも雪が降ると素敵な景色に変わるとこもあるんですよ。
冬支度 雪つり
金沢の観光名所の一つ、兼六園の冬の写真です。雪が積もると木の枝が重さで
折れたり曲がったりしてしまうのを防ぐため、木の幹を中心に縄を張りめぐら
して支えを施すんです。
11月に準備されて、3月まではこの雪つりが施されています。
ちなみに、雪が降る前はこんな感じです。
雪国ならではの景色だと思います。
ちなみに、この雪つりは兼六園だけでなくいろんな場所で行われています。
ご家庭のお庭でも立派な木があるおうちでも見かけます。
金沢には季節ごとに季節の「におい」があります。春には春の、
夏には夏の、秋には秋の、そして冬には冬の「におい」があるんです。
夏の暑さを乗り越えて、過ごしやすい秋が終わる頃に空気の冷たさ
と合わせて感じる冬の「におい」です。
この「におい」の元が何なのかはわからないんですけど、
筆者ちゃみどりは金沢の冬の「におい」が大好きなんですよ。
この冬の「におい」を感じると、やってくるのがブリおこし。
全国的には珍しい、冬の雷の登場でいよいよ冬の到来です。
冬の味覚 寒ブリ
ブリはブリでも冬場の日本海側で獲れるブリだけがこの名前を許されているんです。
北上していたブリが栄養を蓄えて南下し、佐渡沖から富山湾や能登沖に入ります。
栄養満タンでやってくるので身がしまっていながら程よい脂ののった絶品の
ブリがこの時期になると食卓に登場です。
きっと、刺身を醤油につけた時に皆さん思うはず。
脂が醤油に広がるのを見ると「すごい!」って。寒ブリの味は格別です。
そして、蟹
金沢のカニというとズワイガニが有名になりました。もちろん地元の皆さんの
舌を納得させるカニといえばズワイガニなんですが、忘れてならないカニがこちら
「コウバコガニ」なんです。
ズワイガニのメスで小ぶりながら蟹身をしっかり味わえるだけでなく、メスに
しかない味わいがあるんです。
外子と内子
内子は、カニの甲羅の内側についている赤い卵巣の事を意味しており、
外子と呼ばれるのは、カニのお腹にある受精卵の事を意味しています。
どちらも卵のようなイメージを持つ人が多いのですが、内子は卵と言
うものではなく、卵巣そのものをこのように呼んでいるのです。
内子は、食べるとまった~りした食感で濃厚かつコクがあり、独特の
味わいです。赤いダイヤと呼ばれてる高級食材でもあるのです。
内子や外子はメスのみが持つもので、オスのカニには有りません。
金沢への旅行や出張は冬が一番だと思います。
おいしい食べ物にお酒、雪化粧した町並み。
11月~翌年2月くらいまでは金沢が本領を
発揮しまくっている時期ではないでしょうか?