金沢の和菓子は甘い物が多いんですよ。
この街の気候が影響しているんだそうです。
湿気が多い地域だったため、和菓子にも保存性高める工夫が必要だったそうです。そこで登場するのが砂糖ということになります。
和菓子作りの技術の向上とともに、当時貴重品だったな砂糖を沢山利用することで工夫を凝らしたんだそうです。貴重な砂糖を沢山使うんですから高級なものとなっていったんですね。そんな高級品を正月やお祝いの時にみんなでいただく、リッチな気分を味わう、当時の贅沢が受け継がれているのがこの和菓子の甘さなんです。
今回はそんな金沢の和菓子を造っていらっしゃる和菓子屋さん第2弾です。
加賀藩御用菓子司 森八
皆さん日本三銘菓ってご存知でしょうか?
「長生殿」 「越の雪」 「山川」 と称される和菓子たちです。この中挙げられる「長生殿」こそが、こちら森八さんで造られた和菓子なんですよ!加賀藩主の前田利常公の創意もあって生まれた「落雁」です。
森八さんの創業は寛永2年、なんと1625年だそうです。てことはもうすぐ400年のお店ですよ。スゴい!
もちろん、長生殿だけではありません。沢山の和菓子が並んでいます。
その中でちょっとおススメを一つ。こちらはお手作り最中「城の石」です。最中の餡と皮が別々に包装されていて、食べるときに合わせます。そう!最中がパリッパリの食感でいただけます。お土産にもいいですよ!
こちらのもち皮どら焼きの「宝達」は人気の和菓子です。定番ともいえますね。しっとりもちもちの皮に餡がしっかり入っていて食べ応えあります。季節によって違うバージョンなんかも登場するので、買いに行くのが楽しみな和菓子の一つです。見かけるとついつい手が伸びてしまいます。
御菓子司 雅風堂
こちら雅風堂さんは本店を金沢の隣町、白山市に構えるお店です。
筆者ちゃみどりは時々お世話になっておりますので紹介です。
昭和24年からやっていらっしゃるお店で、餅菓子が有名です。おやきやお団子は定番でおいしいですよ!
小豆と和三盆の「喜今日」、ミルク餡がおいしい「まいどさん」、スポンジ生地に小豆クリームの「お手あわせ」など、食べたことのある和菓子がたくさん。
でも私、ちゃみどりがお気に入りなのはプリンです!いつも「あ~、もう一個買えばよかったな!」って思います。(笑)
お気に入りのお菓子をご紹介です。写真左側は「あーふる」というパイ餅頭です。ふわっとしたパイの皮に餡が絡むと素敵な食感です。
写真右側は「雅格子」という焼菓子です。バニラの香りがとってもいい感じです。お茶だけでなく、コーヒーにも合うおいしさです!
いかがでしたか?
2回にわたって紹介してきた和菓子屋さんですが、この他にも紹介したいお店が沢山あります。先日別の記事(有松 金沢の土産をゆっくり選びましょう)でちょっと紹介した、きんつばで有名な中田屋さんも改めて掲載したいです。