カニ きたー!!
みなさんお待ちかね、カニ漁の解禁です!
日本海の荒波で育ったカニさんが今年も市場に登場です!
カニ漁の解禁 11月6日
毎年この時期になると「あぁ、冬が来るなぁ」って感覚が強くなります。
秋になり山の幸が美味しくなる時期を迎え、気温が下がって寒くなってくるといよいよ冬の味覚が登場し始めます。
ズワイガニ
石川県ではオスのズワイガニのことを「加能ガニ」という名前でブランド化しています。加賀と能登の一文字ずつをとってこの名前になっているんだそうです。
でも金沢では「カニ」といえばズワイガニのことをいうことがほとんどですので、そのまま「カニ」とか「ズワイ」っていう言い方のほうが慣れているかもしれませんねぇ。
カニ漁の解禁日を過ぎると「これでもかっ!!」てくらい市場にズラリと並べられます。みんなタグが付いているんですよ。石川県で水揚げされたズワイガニは証明書代わりに青いタグがつけられます。
みなさん知ってました?
日本海側のいろんな場所で水揚げされるズワイガニには地域によって呼び名の異なる名称がついています。
石川県の加能ガニ、
福井県の越前ガニ、
鳥取や島根では松葉ガニと呼ばれています。
よく見るとついているタグの色が地域によって違っているんです。
また、金沢ではメスのズワイガニを香箱ガニと呼びます。こちらのメスの漁期は12月29日まで!カニみそを味わう香箱ガニは今年のうちにご賞味ください!!
香箱(コウバコ)ガニ
メスのズワイガニ、香箱ガニは オスに比べて小ぶりです。小さいですけどその味わいは美味ですよ、美味!小ぶりなのでカニの身はちょっと少ないのですが、なんといってもメスですから甲羅の中にお宝が眠っているんです。
外子(そとこ)と呼ばれる茶色い卵は食感がいいんです。内子(うちこ)と呼ばれるオレンジ色のカニみそは味が濃厚で美味しさが凝縮されています。
カニの身とこの外子、内子をつまみながらお酒をいただくとなんだかとても幸せな気分になります!!
オスのズワイガニはやはり定番の焼きガニでしょう!!
お鍋にするもよし、甲羅ごと網焼きでカニみそをいただくもよし、なんとも満足感のある冬の味覚です。
寒ブリ
最近では一年中スーパーマーケットで見かけるようになり、いつでも食べることができるブリですが、秋口ころ産卵のためにエサをたくさん食べるようになります。その食欲旺盛なブリたちは北海道から日本海へ、そして豊後水道から九州の玄界灘へ南下します。たくさん食べて、いっぱい運動しているブリが11月に登場し始めます。
この11月~1月くらいに水揚げされるまん丸の栄養満タンに肥えた天然のブリが「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのりにのった絶好調のブリということです。
寒ブリとブリでは見た目が全く違います。寒ブリはとっても体格が良くて丸味を帯びています。その身も夏場とは異なり脂のサシがしっかりと入っています。身がしっかりしていて脂もうまさが増しています。
霜降り肉みたいなブリなんですよ!
寒さが厳しくなっていく時期になりますが、冬には冬の美味しい食べもの、料理が待っています。金沢が本領を発揮する時期が始まりました!