金沢のお寿司シリーズで外せない一品がこちらです!!といっても、シャリと寿司ネタでいただくお寿司とは全く違う、金沢らしい味覚の登場ですよ〜
かぶら寿司
金沢の冬の代表的な郷土料理として知られています。かぶらの間にブリやニンジンを挟み発酵させた「なれずし」なんです。
名前に寿司と入っていますが、酢飯などのお米は入っていません。初めて食べる方はきっと「ん?」ってなると思います(笑)
酢飯はないのですが、漬け込む際に米麹を乗せてつくります。そして出来上がると麹をつけたまま「ガブッ」といただくんです。
子供の頃は「お米はどこにあるのかなぁ」って探してました(笑)
冬の料理ですから正月料理としても定番です。漬け込まれたかぶらとブリが醸し出す深い味わいはお酒にもとっても合います!まさに大人の味です。
<お店の紹介>
四十萬谷本舗
かぶら寿司を販売されているお店といえばこちら、四十萬屋本舗さん。
明治8年に醤油屋さんとして創業され、味噌や糀、味噌漬けや大根寿しなどを造っていらっしゃいます。金沢に来られた方にはぜひ、こちらのかぶら寿しを食べていただきたいです。金沢の大人の味にハマる人、結構いるんじゃないかなぁ。
本店内にはカフェが併設されています。中庭を見ながらいただくお茶は落ち着いた金沢を感じることができます。これまた大人だなぁ。
今回、「金沢の味セット」700円をいただきました。かぶら寿司におススメの漬物が2品、加賀棒茶が大きな急須に入ってこのお値段はうれしいです。
かぶら寿司を頬張ると、ポリポリとかぶらの歯ごたえがたまりません!
珈琲もあって、ゆっくりした時間を過ごせますよ。
かぶら寿司、ご存知でしたか?
今でもご家庭で漬け込む方はいらっしゃいます。ちゃみどりの実家も寒くなると
漬け込みますよ。お正月に登場します。
ガブッと一口、かぶらがいい歯ざわりで食感を高めます。
大人になると食の好みや好きな味も変わるんでしょうか、こういった料理が
やけに美味しく感じる今日この頃です。